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皆さんこんばんは、ムサシ丈です。最近魯孔とか陸孔とか郭孔とかばっかりで、そろそろ徐孔もほしいよね!と思っていたのですが、少し前にやった診断メーカーからネタ拾ってきた小話を作っていたせいで結局らくがきに割く時間が少なくなってしまいました。
で、添付はその小話のワンシーン。「一応こんなシーンがございます」的なものを描いたのですが↓



今さっき大変なことに気付きました。大変です、この小話前に作った小話とネタ被りしてます!なんてこった!
というわけでお蔵入りです。


…………。でも折角作ったんで、そのどうしても入れたかった(というか診断の本質にあたるシーンかつ↑のシーンだけ日記に載っけておきます。畳んでおきますので、気になられた方はそちらからどうぞ。

一応、スプリング設定徐孔の、徐庶が留学に行く直前の話というテイストの話なのですが、先にこんなの作ってました→「あなたのいない春」
同じテイストの話です。でも若干違います。

というわけでまぁそれでも見てやるか、という方は追記をどうぞ。

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階段を上り、通路を少し進むともうすぐに人ごみの中に改札口が見えてきた。改札上に設置された電光掲示板は、俺が乗る予定の電車はあと五分で発車することを告げていた。その電車に乗り込めば、もうしばらくの間、孔明とこうして一緒にはいられなくなる。そう思うと、もう。
「――――孔明、」
「だめです」
抱きしめようとすると両手で肩を押され突っぱねられた。
「なん」
「帰ってきてから。」
帰ってきてから、抱きしめてください。
今、抱きしめられたら、貴方と離れられる自信がなくなります。
肩を押す力が強くなる。俯く孔明の表情はわからないが、多分、つらい顔をしているだろう。
でも、孔明のいう通りかもしれない。俺も、寂しさのまま抱きしめてしまったら、そのまま離しがたくなってしまうだろう。
「……うん。そうだね」
そう言うと、肩を押す孔明の手の力が緩んだ。手を下ろしてやると、抱きしめるかわりに、いつものように頭を撫でてやった。
「…………このまま、ここで帰ります」
「うん」
「気を付けて、行ってきてください」
「うん」
「ネット繋がったら、スカイプ繋げてください」
「うん」
「……いってらっしゃい」
「……いってきます」
微笑む孔明が眩しく見える。別れの挨拶をすると、孔明は振り返って人ごみの中へ消えて行った。その姿が見えなくなってから、改札をくぐる。
帰る時は、いきなり帰ってこよう。そして思いきり抱きしめてやろう。そう思いながら。




手直しも何もしてない、できあがったままのものです。普段はここからもうちょっと手直しするんですけど、もういいです。「あなたの~」はしっかり抱きしめて覚悟決めてから別れたのに対して、こっちは抱きしめると覚悟が鈍るって真逆ですね。
ちなみに件の診断ですが、「一時間以内に6RTされたら、改札口の前で、目を閉じて抱き締めようとする徐孔をかきましょう。 #odainano shindanmaker.com/68894」というものでした。
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プロフィール
HN:
ムサシ丈
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1989/10/23
職業:
某所某構成員
趣味:
ゲーム、らくがき、読書
自己紹介:
徐孔があつい
ついった
すぴばる
あえて三国志系以外
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ひっそりぴくしぶ
最近こそこそうpしてるので。無双以外もありますよ
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